6月4日
カイロからイスタンブールへ飛び、オトガルで22時発のギリシャのテッサロニキ行の夜行バスに乗る。
二階建てのリムジンバスは、実に快適な乗り心地だった。
翌5日、1時にトルコの出国手続きをして、ギリシャへの入国手続きが終わったのが3時を過ぎていた。かなり簡単な荷物検査だった。
バスは、ギリシャで4箇所くらい停まりながら終点のテッサロニキに到着した。すると、収納ボックスに預けていた妻のリュックだけが無かった。すぐ、バスの運転手、乗務員に問い合わせると、どうも、他の場所で間違えて降ろしてしまったらしいのだ。今日は日曜なので事務所は休みで、明日、確認するとのこと。バス移動で荷物が無くなるなんて、信じられない出来事だ。
リュックには、引き換え証が付いていて、明らかに乗務員の確認ミスだった。我々は、かなり強く抗議したが、英語が理解できず、しばらくしてバス会社の現地スタッフがやってきた。とにかく、もし無くなった場合、ポリスレポートが必要なので警察に連絡することを伝えると、会社側は、慌ててホテルの手配をするという。
カイロからイスタンブールへ飛び、オトガルで22時発のギリシャのテッサロニキ行の夜行バスに乗る。
二階建てのリムジンバスは、実に快適な乗り心地だった。
翌5日、1時にトルコの出国手続きをして、ギリシャへの入国手続きが終わったのが3時を過ぎていた。かなり簡単な荷物検査だった。
バスは、ギリシャで4箇所くらい停まりながら終点のテッサロニキに到着した。すると、収納ボックスに預けていた妻のリュックだけが無かった。すぐ、バスの運転手、乗務員に問い合わせると、どうも、他の場所で間違えて降ろしてしまったらしいのだ。今日は日曜なので事務所は休みで、明日、確認するとのこと。バス移動で荷物が無くなるなんて、信じられない出来事だ。
リュックには、引き換え証が付いていて、明らかに乗務員の確認ミスだった。我々は、かなり強く抗議したが、英語が理解できず、しばらくしてバス会社の現地スタッフがやってきた。とにかく、もし無くなった場合、ポリスレポートが必要なので警察に連絡することを伝えると、会社側は、慌ててホテルの手配をするという。
メトロバスとドライバー
トルコ在住で、先日お世話になったマサコさんに電話をしてトルコ語でドライバーと話してもらうと、明日、荷物は無事に届くだろうから用意するホテルで待機してくれとのこと。 しかし、途中の町で降ろされた妻のリュックは本当に返ってくるのだろうか・・・。
バス会社の現地スタッフは、会社持ちでテッサロニキ駅に近いホテルに案内して宿泊手続きをしてくれた。
妻は、しばらく放心状態で慰める言葉も見つからなかった。
アフリカの旅を終え、これからヨーロッパの石巡礼に気合を入れようとしている出鼻を挫かれたような気分になった。しかし、今は待つしかどうしようもなかった。幸い、バス会社が用意してくれたホテルは悪くわなかった。エアコン付きで、フリーインターネットができ、窓から海も見えた。
休日のテッサロニキは、町も寂しいくらい店が閉まっていた。
夕方、我々は気分転換に海を見にでかけると、素敵なカフェを見つけた。そこは、観光客や地元の人々で賑わっていてコーヒー一杯で4時間近く寛ぐことができた。海と満月と素敵な音楽は、しばし頭を空にさせてくれた。
トルコ在住で、先日お世話になったマサコさんに電話をしてトルコ語でドライバーと話してもらうと、明日、荷物は無事に届くだろうから用意するホテルで待機してくれとのこと。 しかし、途中の町で降ろされた妻のリュックは本当に返ってくるのだろうか・・・。
バス会社の現地スタッフは、会社持ちでテッサロニキ駅に近いホテルに案内して宿泊手続きをしてくれた。
妻は、しばらく放心状態で慰める言葉も見つからなかった。
アフリカの旅を終え、これからヨーロッパの石巡礼に気合を入れようとしている出鼻を挫かれたような気分になった。しかし、今は待つしかどうしようもなかった。幸い、バス会社が用意してくれたホテルは悪くわなかった。エアコン付きで、フリーインターネットができ、窓から海も見えた。
休日のテッサロニキは、町も寂しいくらい店が閉まっていた。
夕方、我々は気分転換に海を見にでかけると、素敵なカフェを見つけた。そこは、観光客や地元の人々で賑わっていてコーヒー一杯で4時間近く寛ぐことができた。海と満月と素敵な音楽は、しばし頭を空にさせてくれた。
カフェから見えるテッサロニキに海と満月
翌6日、朝、バス会社に電話をすると、妻のリュックが見つかったことを知らされる。本当によかった。
ただ、リュックが届くのは夜の9時以降だと言い、もう一泊ホテルに泊まる事になった。お陰で、ゆっくりインターネットで旅の準備をしたり、身体を休ませることができた。
夜9時過ぎ、バス会社の人がホテルにやってきて、妻のリュックを届けてくれた。
彼は笑顔で言った。「君達はラッキーだ!二日間もホテル付きのホリデーを過ごせたのだから。」
結果良ければすべてよし。荷物の中身も無事で、彼女もホットしていた。
この小さな事件は、またしても石神様(?)のプレゼントかも知れない・・・。
そういえば、このバスの旅は、クレイジー・ホリデーズというタイトルがあった。