初めて地中海に浮かぶマルタ共和国を訪れた。淡路島の3分の2にも満たないマルタには、先史時代に造られた遺跡が30以上もあり、エジプトのピラミッド建造より古い時代の紀元前3000~2500年頃に造られた巨石神殿があることで知られていた。
シシリア島からマルタ行きのフェリーで夕刻ヴァレッタに到着し、翌日、巨石神殿へ向かった。
7月18日
ヴァレッタのバスターミナルからバスで約10分、ドライバーはここから歩いてタルシーン神殿に行けると教えてくれた。バスから降り、散歩をしている老人にタルシーン神殿の行き先を聞くと、親切にも近くまで案内してくれた。どこから来たと聞かれ、日本と答えると、「日本の美しい風景は、テレビで見て知っている」と話す。
タルシーン神殿は街中にあった。中に入ると、白い石がごろごろとしていて、まるで廃墟跡のようだ。少し歩くと、巨石神殿の石組みが現れた。
また、巨石神殿には穴の空いた石や動物が画かれた石などがあり、いったい何のために使われたのだろう。
周囲は壁で囲われているが、渦巻きの装飾をしたドアがあり、これは巨石神殿の中の文様を現しているのだろう。
その後、ヴァレッタにあるマルタ考古学博物館へ行く。入口に展示されていた渦巻き文様は、どこかケルト文様を連想させた。
シシリア島からマルタ行きのフェリーで夕刻ヴァレッタに到着し、翌日、巨石神殿へ向かった。
7月18日
ヴァレッタのバスターミナルからバスで約10分、ドライバーはここから歩いてタルシーン神殿に行けると教えてくれた。バスから降り、散歩をしている老人にタルシーン神殿の行き先を聞くと、親切にも近くまで案内してくれた。どこから来たと聞かれ、日本と答えると、「日本の美しい風景は、テレビで見て知っている」と話す。
タルシーン神殿は街中にあった。中に入ると、白い石がごろごろとしていて、まるで廃墟跡のようだ。少し歩くと、巨石神殿の石組みが現れた。
テーブル状の石門を潜ると、そこには女性の下半身像があった。
体格がよくスカートらしきものをはいている。その近くの祭壇と思しき石には、渦巻きを現す文様が彫られてあった。
また、巨石神殿には穴の空いた石や動物が画かれた石などがあり、いったい何のために使われたのだろう。
周囲は壁で囲われているが、渦巻きの装飾をしたドアがあり、これは巨石神殿の中の文様を現しているのだろう。
その後、ヴァレッタにあるマルタ考古学博物館へ行く。入口に展示されていた渦巻き文様は、どこかケルト文様を連想させた。
ただ、首の無いものがほとんどだ。
マルタの女とは大地母神を象徴する女神像のことである。
マルタの女とは大地母神を象徴する女神像のことである。
これら女神像は、豊穣と繁栄の祈りの形を表現しているように思えた。
特にハイポジウムで発見された「眠れる女神像」は、不思議な魅力があった。
特にハイポジウムで発見された「眠れる女神像」は、不思議な魅力があった。
手のひらに乗る小さな眠れる女神像は、何を象徴しているのだろう。じっくりと眺めているとマルタ人女性が次第に女神に見えてきた・・・。
イタリア、シシリアにて 郡司 拝
イタリア、シシリアにて 郡司 拝