7月26日
265段の石段を登ると、岩山の上に小さな礼拝堂が建っていた。眼下に広がるオレンジ色の町並みが実に美しい。ようやく念願のル・ピュイに来たんだなぁと実感しながら、しばし岩上に立ち尽くしていた・・・。
数年前、植島啓司著「聖地の想像力」(集英社新書)を読んだ時、巻頭にあったカラー写真が目に焼きついた。鋭角にそびえ立つ岩山に建つ教会。
265段の石段を登ると、岩山の上に小さな礼拝堂が建っていた。眼下に広がるオレンジ色の町並みが実に美しい。ようやく念願のル・ピュイに来たんだなぁと実感しながら、しばし岩上に立ち尽くしていた・・・。
数年前、植島啓司著「聖地の想像力」(集英社新書)を読んだ時、巻頭にあったカラー写真が目に焼きついた。鋭角にそびえ立つ岩山に建つ教会。
それが、ル・ピュイのサン・ミッシェル・デギュイユ礼拝堂であった。この写真を見てから、私はどうしてもル・ピュイを訪ねたいと思っていた。今回の世界石巡礼で、ようやく来る事ができたのだ。
25日、ジェノバからニース、マルセイユ、リヨンをTGVで乗り継ぎ、ル・ピュイに到着したのは深夜23時を回っていた。ラッキーにも巡礼宿に宿泊することができた。
翌朝、さっそく、サン・ミッシェル・デギュイユ礼拝堂のあるディク岩に向かった。
ロマネスク様式の礼拝堂の入口で、私は靴を脱ぎ裸足になった。中に入るとステンドグラスからの光に照らされた石柱やフレスコ画が静かに浮かび上がっていた。再生機から賛美歌が流れ、何人かの人は黙想をしている。居心地のよい空間である。
25日、ジェノバからニース、マルセイユ、リヨンをTGVで乗り継ぎ、ル・ピュイに到着したのは深夜23時を回っていた。ラッキーにも巡礼宿に宿泊することができた。
翌朝、さっそく、サン・ミッシェル・デギュイユ礼拝堂のあるディク岩に向かった。
ロマネスク様式の礼拝堂の入口で、私は靴を脱ぎ裸足になった。中に入るとステンドグラスからの光に照らされた石柱やフレスコ画が静かに浮かび上がっていた。再生機から賛美歌が流れ、何人かの人は黙想をしている。居心地のよい空間である。