7月12日
ギリシャ・パトラから出たブルー・ホリゾン号は快適な航行でイタリア・バーリに向かっていた。
朝5時過ぎに目が覚め、外を見ると薄っすら明るくなり始めていた。カメラを持って急いで甲板に出ると東の空からゆっくりと太陽が昇ってきた。
ギリシャ・パトラから出たブルー・ホリゾン号は快適な航行でイタリア・バーリに向かっていた。
朝5時過ぎに目が覚め、外を見ると薄っすら明るくなり始めていた。カメラを持って急いで甲板に出ると東の空からゆっくりと太陽が昇ってきた。
イタリアに入る船上でご来光を拝めるとは、どこか縁起がよい。
船は予定より1時間遅れの9時半に南イタリアのバーリに到着。同じユーロ圏なので出入国手続きも無く、ただのパスポートチェックだけでイタリアに入国。ヴィザなしで入れるのは簡単でよいが、どこか味気ない気もした。
バーリ駅近くのホテルを決め、さっそくバスでマテーラへ向かった。 マテーラは、洞窟住宅と岩窟教会公園が1993年に世界遺産に登録された場所だ。
1時間40分あまりのバスの旅でマテーラにやって来ると、辺りは人影も少なく、店はほとんど閉まっていた。イタリアに限らず、ヨーロッパの国々では日曜は、ほとんどの店が休業するのだ。
朝から何も食べていなかったので、ようやくバールを見つけた時はほっとした。サンドウィッチを食べて、さっそく洞窟住宅のある旧市街へ向かった。少し歩くとパスコリ広場に出た。休日の市が立ち、骨董品や古本、パワーストーンなどの露天商が品物を所狭しと並べていた。
このパスリコ広場の外れから、旧市街の洞窟住宅街がすり鉢状に広がっていた。
船は予定より1時間遅れの9時半に南イタリアのバーリに到着。同じユーロ圏なので出入国手続きも無く、ただのパスポートチェックだけでイタリアに入国。ヴィザなしで入れるのは簡単でよいが、どこか味気ない気もした。
バーリ駅近くのホテルを決め、さっそくバスでマテーラへ向かった。 マテーラは、洞窟住宅と岩窟教会公園が1993年に世界遺産に登録された場所だ。
1時間40分あまりのバスの旅でマテーラにやって来ると、辺りは人影も少なく、店はほとんど閉まっていた。イタリアに限らず、ヨーロッパの国々では日曜は、ほとんどの店が休業するのだ。
朝から何も食べていなかったので、ようやくバールを見つけた時はほっとした。サンドウィッチを食べて、さっそく洞窟住宅のある旧市街へ向かった。少し歩くとパスコリ広場に出た。休日の市が立ち、骨董品や古本、パワーストーンなどの露天商が品物を所狭しと並べていた。
このパスリコ広場の外れから、旧市街の洞窟住宅街がすり鉢状に広がっていた。
何とも珍しい光景だ。さっそく、下に降りて旧市街を歩いてみる。石畳の細い路地は、まるで迷路のように続いていた。所々に見える洞窟住宅は、今も普通に暮らしているものから、ギャラリーやホテル、お土産屋として使われているものがあるが、多くは廃墟になっていた。いくつかの石のトンネルを潜りながら石畳を歩くと、タイムスリップしてしまったような感覚になった。